OB
成田茉優さん
(大和西高等学校29期生)
Q 今までされた努力や苦労のご経験について教えてください。
私は専門学校に進学した為、最終学歴が専門卒となります。今日は”学歴社会”とは言われていますが、「大学生には負けまい!」という気持ちから、就職活動では履歴書の所有資格欄を埋めることを目標に、多くの資格勉強を行いました。実際に大和西高校で受けた英検を始め、手話検定やワープロ検定、ハングル検定等を取得しました。なかには年に数回しか受験出来ない試験もありました。幾つもの項目を勉強する時間が無かったものの、「合格したい!」という意思の強さが、頑張る励みになっていました。現在でも英語力が疎かにならないよう、会社で定期的にTOEICを受験する日々を過ごしています。
Q 大和西では、どのような学生生活を送っていましたか?
私は軽音楽部に所属していた為、他の部活動比べ、活動日は少ない方でした。その分、行事には全力で取り組む学生でした。例えば2年次の文化祭では、クラスTシャツのデザイン担当となり、一人一人好きな色で染める!という手づくりTシャツを考案しました。今までプリント会社に全デザインの印刷を委託することが当たり前となっていることに物足りなさを感じたのがきっかけでした。その発想が周囲から褒められ、全校生徒の投票で決まるクラT賞の1位を頂けたときは、すごく嬉しかったです。また、3年生では文化祭の副実行委員長として夏休みもほぼ毎日校内の飾り付け作成や、中庭ステージの出演者募集・タイムテーブル作成・開閉会式の映像撮影など忙しさに追われていましたが、それがすごく楽しかった時間で一番の思い出です。閉会式の挨拶では達成感に感極まって涙してしまいました…!(笑)
Q 大和西での経験が今に生きているエピソードなどがあれば教えてください。
アメリカの姉妹校であるフレデリックダグラス高校に訪問したことが私の人生で初めての海外渡航で、成田空港の出発ロビーの景色を見た瞬間からワクワクしていました。搭乗した便がANAのNH1便、ワシントン・ダレス空港行きの飛行機です。笑顔で私たちを見送ってくれたANAのグランドスタッフの制服姿を見て、こんなにカッコイイ職業があるんだと興味が湧き、後に憧れの職業となりました。そして姉妹校交流の一週間を過ごして帰国した際、今度はダレス空港のANA職員が桜の木の衣装を着てカウンター横でお見送りをしてくださりました。(ワシントンD.C.では毎年春に東京から贈られた桜を咲かせて桜まつりを開催しています。)そのおもてなしを見た時には、日本とアメリカの繋がりを感じたと共に感動したことを今でも覚えています。就活中、今勤めている会社の面接で「今まで一番印象に残った空港はどこですか?」と聞かれた際にはこのダレス空港でのエピソードがパッと思い浮かび、お話しました。お陰で内定を頂くことが出来たと思います。
Q 学生の皆さんに一言お願いします。
人生一度きりです。その中でも高校生活は可能性が無限大にある時期なので、新しい事にどんどん挑戦して視野を広げていってください。チャレンジする入口が大和西高校には沢山あるので是非興味を持った扉には突き進んでください!その時は周りと比較せず、自分のペースでゆっくりと。応援しています。
【高校時代の部活動】軽音楽部
【出身校】日本外国語専門学校 国際エアライン科 グランドスタッフ専攻
【進路先】ANAエアポートサービス株式会社